カラダの悩みを解決!自律神経の乱れを改善して健康になる

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自律神経の乱れ

よく言われている自律神経の乱れとは、必要以上に自律神経が働いている状態のことであり、「乱れている」という言い方は適切ではないかもしれません。

自律神経を整えると言っても、実は整えるべきものは自律神経ではありません。
そもそも自律神経を直接整えることはできないのです。

ではどうすればいいのか?そこに身体のバランスが関与しています。
自律神経の乱れとは、身体のバランスの乱れであり、身体のバランスの乱れを整えることで自律神経は本来の状態になり、健康を維持できるのです。

病気にならないカラダづくりは、自律神経の改善、いえ、身体のバランスを整えることからはじまります。ぜひ参考にされてください。

1.季節にあわせて自律神経を整える

重要な事なので改めて言います。実際に整える必要があるのはやはり身体のバランスです。身体のバランスさえ整えられれば、季節や天気、生活習慣、仕事の忙しさに負けないカラダを作ることができ、さらにはアンチエイジング、いえナチュラルエイジングにも効果を発揮するのです。ナチュラルエイジングとは、素敵に歳をとるということです。

 1-1. 季節や天気などの環境の影響を受ける自律神経

自律神経は、体の健康を保つ器官です。
気温の変化や環境の変化に体を順応させるように、カラダにさまざまな指令を送っています。

寒いと鳥肌が立ちます。これも自律神経の働きです。
寒いから身を守るために、交感神経を働かせて毛穴を閉じ、体温を外に逃がさないようにしているのです。

寒さと自律神経

つまり、自律神経は、天候や季節などの環境にも影響を受けます。

晴れの日は、気持ちが活動的になりますが、これは晴れた日は、交感神経が優位になりやすいからです。逆に、曇りや雨の日は、副交感神経が優位に働きやすく、やる気が出ないこともあります。

暑さと自律神経

「雨が降ると古傷が痛む」と言いますが、これは副交感神経優位の時の方が、痛みなどに対して敏感になるからです。

冷たい水風呂や、かなり熱いお風呂に入るときには、全身に力を入れることで身体を交感神経優位にして温度を感じにくくします。つまり鈍感になるわけです。逆に力を抜いた状態は身体が敏感になり、冷たさや熱さを我慢できません。これが副交感神経優位の敏感な状態です。

こう見ると、私たちのためにいつも働いてくれているのは、交感神経のような気がしませんか?

1-2. 夏はだらけないように気をつける

季節でいうと、夏は副交感神経優位に、冬は交感神経優位になりやすいと言われます。
天気や季節よりも、日々のストレスや体のバランスの乱れの方が、自律神経が働きすぎる原因となります。
そこまで意識しすぎる必要もないのですが、頭の片隅に置いておいてください。

夏はどうしても外が暑いため、家でのんびりゴロゴロしたくなります。

しかし、そのようなリラックス状態が続くとどうなるでしょう。それでなくても優位になりやすい副交感神経がさらに優位になり、無気力状態になってしまいます。また、些細なことにも敏感に反応してしまい、疲れやすくもなります。これが夏バテを引き起こす一因となることもあるでしょう。できるだけ暑くても活動的に動くように心がけてください。

夏バテ

1-3. 冬のイライラにも気をつける

冬は交感神経が優位な状態になりやすいと言いましたが、寒かったりどんよりとした天候が続いたりという状態からくるマイナス思考により無気力状態になってしまうことがあります。何もする気が起こらず、気分的には「猫はこたつで丸くなる」という超リラックス副交感神経優位状態。

しかし、この状態もまたちょっとしたことで、イライラすることがあります。ちょっかい出すとひっかかれてしまいます。

イライラするのは性格などもありますので、簡単に抑えることはできませんが、そうなりやすいということを自覚しておけば、なるべく無理をしない、嫌なことはできることなら回避する、といった対策を立てられるのではないでしょうか。

猫はこたつで丸くなる

2.身体のバランスを整えることで老化も防げる

さまざまな健康情報で、副交感神経が健康を支えるというようなことが言われていますが、それは間違いです。副交感神経優位の状態は確かにリラックスできる健康な状態ですが、身体のバランスを整えてくれるのは交感神経です。つまり副交感神経優位の状態にしてくれるのは交感神経なのです。

2-1.老化の原因を身体のバランスを整えることで抑える

なんとなく体力がなくなったり、老けたと人から言われたりすると、「おれも歳をとったのか」とショックを受けますよね。そして、それは自然の摂理だからしょうがないと諦めている方も多いのではないでしょうか。

しかし、身体のバランスを整えれば、老化はある程度抑えることができるのです

老化の原因が、活性酸素にあるということは多くの方がご存じだと思います。

活性酸素は肌のシミやくすみなどの原因となるメラニンを増加させたり、髪のはりを失わせたりします。「体がサビる」などの言い方もしますが、動脈硬化や心筋梗塞、脳卒中などの原因にもなります

身体を動かすお年寄り

2-2.身体のバランスを整え、老化の原因となる活性酸素の発生を防ぐ

身体のバランスが乱れることで、自律神経は必要以上に働き、交感神経優位な状態が続いてしまうと、体の中で白血球の一種である顆粒球が作られ続けます。寿命を終えた顆粒球は、体内の組織を攻撃する活性酸素を放出しながら死んでいきます。

通常であれば、この活性酸素を害のないものにできる機能が自動的に働くのですが、あまりにもその量が増えすぎると、その働きが追い付かなくなります。

老化を防ぐには、活性酸素の発生を防ぐことが必要で、交感神経優位な状態をだらだらと続けないように、身体のバランスを整えればいいのです。

つまり、身体のバランスを整えることはナチュラルエイジングにつながっていくのです。

元気なお年寄り

3.身体のバランスを整えれば、心の病も改善できる

うつ病の治療は、充分な休息、薬物療法、精神療法、主にこの3つだと言われています。
しかし、現状の治療法での成果は皆さんご存知の通りだと思われます。
うつは心の病と言われていますが、アプローチするべきところは、精神ではなく、肉体、カラダなのです。

3-1.副交感神経優位が「うつ」をもたらす!

身体のバランスを整える効果は、体だけでなく、うつなどの心の病にもいい影響を及ぼします。
実は、うつなどの心の病の原因は、副交感神経優位な状態が続くことです。

ほぼすべての健康情報で、「心が癒されリラックスモードになるためには副交感神経優位の状態へ…」と言われていますが、身体のバランスの乱れた状態での副交感神経優位状態への誘導は、身体のバランスが整わないどころか、心のバランスも乱れてしまいます。

身体のバランスを整えてくれるのは、交感神経だからです。

身体のバランスが悪く、肉体的に負担をかけているにもかかわらず、その状態を改善できないままリラックスを求めようとしてもそれは無理です。

高所恐怖症の人が、超高層ビルの屋上に無理やり連れて行かれて「ここで休んでいてください。」と言われたようなものです。その場でうずくまって、目をつむってとにかくじっとしているしかありません。

高層ビルからの視点

リラックスなどできるはずもなく、動こうともせず、体もガッチガチになり、次第に鬱病(うつびょう)になってしまうのです。

3-2.交感神経を働かせることでうつ状態も改善される

身体のバランスの乱れと副交感神経優位の状態が原因であるならば、交感神経を働かせることによって、このうつ状態も改善されます

そして、身体のバランスを整えるのは交感神経の働きです。
つまり、交感神経を働かせて身体のバランスを整え、交感神経によってやる気を出せばいいのです。

屋上でいつまでも震えながらじっとしているのではなく、一瞬の勇気を振り絞ってエレベーターホールまで歩き、1階に降りてカフェで温かいコーヒーを飲みながらくつろげばいいのです。

カフェでリラックス

少しの休息は必要ですが、充分な休息は逆効果。身体にアプローチしてバランスを整えれば、重かった身体は軽くなり、自然に心も軽くなります。

精神療法?そもそも、心を動かすことなんて簡単にはできませんよね。

4.身体のバランスを整えることで電磁波や化学物質からもカラダを守る

身体のバランスがいい時には気にならないことが、バランスが悪くなると気になります。フッカフカのソファーでくつろいでいる時に「こんにちは!」と肩をたたかれても笑顔で「あっ、こんにちは!」と返せますが、バランスボールに乗って必死になっている時に「こんにちは!」と肩をたたかれると、「何!!触らないで!!」となってしまいます。

このようにバランスのいい時にはいい意味で鈍感なのですが、必死でバランスを取ろうとしている時、つまりバランスの悪い時にはすべての物事に敏感になってしまうようです。

4-1.電磁波や化学物質も身体のバランスがさらに乱れる原因です

身体のバランスが悪い時に、精神的なストレスがかかるとさらにバランスは乱れてしまいます。そして、身体のバランスの乱れる原因は、精神的なものだけではありません。

この生活環境の中に肉体的なストレスもあるのです。
例えばそれは、電磁波や化学物質です。

携帯電話、パソコン、テレビなどなど、あらゆる電磁波に囲まれて、私たちは暮らしています。電磁波のない生活は今では考えられないと思います。

そして、もう一つが化学物質です。家具製造の際の接着剤に含まれるホルムアルデヒト等の有機溶剤。木材を昆虫やシロアリといった生物から守る防腐剤、そして食品添加物、さまざまな化学物質に囲まれて生きています。

倦怠感、めまい、頭痛、湿疹などのシックハウス症候群に悩まされている人も多くいます。

電磁波による影響

4-2.身体のバランスを整えることで、電磁波や化学物質の影響を受けないカラダを作れる

電磁波や化学物質の脅威は、あらゆるところで述べられているので、気を遣っている人も多いと思います。

もちろん、電磁波や化学物質とかかわらない生活をするということも一つの方法ですが、そのような生活が果たして可能でしょうか。携帯、テレビ、パソコンを使わずに生活できるでしょうか。

化学物質を使っていない家具をそろえる、無添加食品を食べ続けるということも、なかなか大変なことです。

そして、それを実現しなければという思いが逆にストレスになりかねません。

避けられないのなら、毎日身体のバランスを整えて、それらの影響を受けにくい体にする方が手っ取り早いはずです

つまり、電磁波や化学物質が問題なのではなく、それらに影響を受ける体が問題なのです

毎日、身体のバランスを整えていれば、電磁波も化学物質に対しても過度に恐れることはありません。安心して生活をしていただいていいのです。

強いカラダ

5.生活習慣から身体のバランスを整える

5-1.生活習慣は鈍感で大丈夫

「休憩や睡眠はしっかりとりましょう」「体にいいものを食べましょう」など、生活習慣の乱れが病気の原因であることは、多くの健康本だけではなくあらゆるところで語られています。

もちろん脂っこいものをたくさん食べればカラダによくありませんし、何日も徹夜をすれば、カラダも悲鳴をあげ、自律神経も必要以上に働いてしまいます。

しかし、生活習慣の乱れない生活を送っていれば病気にならないというわけではありません。いくら、生活習慣に気を配ったところで、日々、歩いたり仕事をしたり、立ったり座ったりするだけでも身体のバランスは乱れます。ちょっとしたストレスが自律神経を過剰に働かせてしまうこともあります。

身体のバランスを乱さないように、自律神経が働き過ぎないように生活を送ることなど、不可能に近いのです

生活習慣に気を付けるよりも、バランスが乱れても影響を受けない体になる方がはるかに簡単ですし、その方が病気になりません。

健康なカラダ

5-2.身体のバランス調整で生活習慣に負けないカラダを作る

バランスが乱れたら、それを放置することなく、意識的に調整し「普通の状態」へカラダをリセットすればいいだけの話です。

仕事が立て込んでいたり、受験間際だったりすると、どうしても過剰に働かなくてはならず、身体のバランスが乱れやすい生活を送らざるをえなくなります。

しかし、だからといって、仕事を放棄したり、受験を諦めたりすることなどできるはずないです。

そんな時、バランスの調整ができるのならば、バランスが乱れることに対して不安を覚えずにすみます。

つまり、カラダのバランスの調整方法を知っていれば、生活習慣に対して鈍感でも大丈夫なのです

バランスの調整方法はこの記事をご参照ください。

はやりの健康法、副交感神経優位!リラックスの状態は副交感神経優位!しかしリラックスの状態にするのは交感神経です。

まとめ

うつは病気ではありません。身体のバランスが悪いので動かないようにしている状態です。また生活環境の中での過敏症も身体のバランスの悪さから超敏感になっている状態です。身体のバランスを整えることで、カラダも心も軽くなり、いい意味で鈍感になることができます。

自分自身のスイッチON!それが身体のバランスを整えること。

周りの環境を気にしたり、変えることにストレスを感じたりするよりも、自分自身にスイッチを入れてスタートしてください。

それが、いつまでも若々しく輝ける秘訣です。

「痛みが和らいだ!」「いい情報だった!」と思われた方は、
ぜひご友人やご家族にも教えてあげてください。

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