自律神経が乱れやすい人の症状と対策を知る

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • Pocket
  • LINEで送る

毎日の生活の中で、自律神経の動きを改善するさまざまな方法を知っておけば、痛みも病気も防ぐことができるのです。日常生活のなかのちょっとしたことを注意するだけで自律神経の乱れを防ぐことができるのです。知っておけば必ず役に立つ、そんな改善方法をご紹介します。ぜひ試してみてください。

目次

1.自分を知り生活の中で病気を防ぐ

1-1.自律神経の乱れは、心や体のバランスの乱れから

生活習慣に気を配るぐらいなら自分の体に気を配った方が効果的です。
自律神経の乱れは、心や体のバランスの乱れからくるので、体のバランスの乱れやすい体質だったり、感受性が強く、ストレスを受けやすい人だったりすると自律神経は乱れやすくなります。つまり、個人個人の性格や体質によって、自律神経が乱れやすい、乱れにくいがあるのです。
しかし、自分の体や性格についてしっかり理解しておくことで、自律神経の乱れないように、意識して生活を送ることができます。自分を知ることによって、生活の中で病気を防げるようになるのです。

1-2.自律神経が乱れやすい人の特徴

それでは、どのような人が自律神経が乱れやすいのかを説明しながら、具体的な解決方法を紹介します。

  • 肩がこりやすい
  • 片頭痛によく悩まされる
  • 原因の分からない手足のしびれが頻繁にある
  • 疲れやすい
  • 手足がすぐにだるくなる

これらは、体のバランスが乱れやすい体質の人ですので、ちょっとしたことで自律神経も乱れてしまう可能性があります。
しかし、これらの症状は自律神経からの体のバランスの乱れを教えるSOSです。
それをしっかりと感知できる人だとも言えます。

1-3.自律神経からのSOSを感知する

一番怖いのは、体のバランスの乱れに気付かなかったり無視したりして、知らない間にどんどん体のバランスが乱れ、悪化することです。自律神経からSOSを感知できればそれを未然に防げるのです。
最も大切なことは、体のバランスが乱れやすいことを自覚するということなのです。

2.体のバランスが乱れやすい人の特徴

2-1.スケジュール管理が苦手である

スケジュール管理が苦手だと、一日の仕事の量に偏りが出てしまい、長時間、それこそ不眠不休で働く事態に陥りかねません。
また、スケジュールぎりぎりで行う仕事は「終わるのだろうか」という不安を抱えやすくなります。
そのような状態は交感神経が優位の状態が続くため、自律神経が乱れやすくなっています。
手帳にスケジュールを細かく書き込む、一日の初めに、今日やる仕事を確認するなど工夫してみてください。スケジュール管理をできるようになれば、落ち着いて仕事ができ、自律神経が乱れる危険性を回避できます。

2-2.使命感の強い人

使命感の強い人は、自らにプレッシャーをかけがちです。
完璧な仕事を追い求め、無理なスケジュールでも、自分の体に鞭を打って、成し遂げようとします。また、「自分に与えられた仕事だから自分でやる」「他人に迷惑をかけられない」と思い込み、一人で終わらせようとしたり、頼まれた仕事を断れなかったりしがちです。
疲れていても、多少痛みを感じていたとしても無理をして体を頑張らせようとしてしまいます。
なんでも自分でやろうとせずに、自分が本当にしなければならないのか、期日は延ばせないのか、誰かに手伝ってもらえないのかを冷静に考えてみてください。

2-3.他人とのコミュニケーションをとるのが下手

人間関係は、ストレスを感じる大きな要因の一つです。コミュニケーション能力を上げることはあなたの健康を守ることにもつながるのです。
話し方教室へ通う、いろいろな集まりに参加して積極的に話してみるなど、さまざまな方法があると思います。私からも一つ、人に気に入られるようになる方法をお教えします。
それは、自律神経の乱れをなくすことです。自律神経の乱れは伝播します。そして、自律神経のバランスがいい人というのは、他人に落ち着きを与え、他人の自律神経の乱れも緩和してくれます。つまり、自律神経を常に整えるようにしていれば、他人に、「○○君(さん)といると落ち着くね」と言われるようになり、知らず知らずのうちに人が集まってくるようになります。

 

2-4.すぐに他人に大声をあげてしまう、すぐに他人に暴力を振るう

どなったり暴力を振るったりすることは、自律神経が一瞬高まるので少しの間は体もスッキリするのですが、その後罪悪感を抱いたり、他人から嫌われたりすることがストレスとなり、結局は自律神経が乱れてしまいます。
また、そのような行為を頻繁にするということは、それだけ自律神経が乱れやすい人だと言えます。
どなったり、暴力を振るったりするのではなく、体のバランスを整えることで、自律神経の乱れを整えてみてください。自然と暴力的な行動は減ってきます。

2-5.失敗を引きずりやすい、くよくよしてしまう

不安や心配はストレスのもとです。しかし、失敗を引きずりやすい、くよくよしてしまうというのはこれは性格ですので、なかなか変わらないでしょう。
そういった人たちは「失敗なんて誰にでもあるよ」と言われても悩みがなくなるわけではありませんし、「くよくよするなよ」と励まされたからといって、くよくよしなくなるわけではありません。
しかし、体のバランスは整えられます。失敗した時、いやな時、あなたの体のバランスは少なからず乱れているはずです。思い悩む前に体のバランスを整える。そうすることで、不安や心配も和らぐはずです。

2-6.几帳面な人

几帳面な人というのは、仕事をスケジュール通りに行い、ミスもしずらいので、自律神経も乱れにくいように感じます。
しかし、自分の思った通りにならないと、それをストレスと感じてしまいがちです。
また、体に対しても敏感な人が多いように感じます。ちょっとした症状でも薬や病院に頼っていつもの自分に戻そうとするのです。
少しぐらい症状があっても大丈夫です。ちょっと体を動かすだけで、よくなります。
いつもと違うことに敏感になりすぎずに、「まぁ大丈夫だろう」ぐらいな大らかな心でいるこことが大切です。

3.女性は病気にならない術を知っている?

3-1.体のバランスを整えることで生理痛も防げる

性別によっても自律神経が乱れやすい、乱れにくいがあるようです。
女性の場合、毎月の生理の時には体のバランスを乱す人が多いので、それに伴った症状を感じている人も男性に比べればはるかに多いと思います。
そもそも、生理痛は自律神経の異常から起こると言われています。
基本的に生理という現象は、体をリセットするため、つまり修復しようとする結果なのです。
生理の時には、おもに副交感神経が優位に働きます。その時に分泌されるプロスタグランジンという物質が痛みに関係しているようです。
その時は、体のバランスが悪い状態になるといいます。
結果、生理痛として腰痛や腹痛とともに、頭痛、胃痛、イライラといった精神の不安定などを併発する人も少なくありません。
つまり、普段から、体のバランスが悪い状態の人は、生理の時にさらに症状が酷くなりやすいのです。
生理が重いという人は、体のバランスを整えることで、生理痛やイライラを和らげることができます。

3-2.女性は無意識のバランス上手

このように女性はバランス異常に陥りやすく、さまざまな症状を抱えています。
しかし、現実には男性よりも女性の方が長生きしているようです。なぜそうなるのか医学的なことに関しては分かりませんが、女性の方が病気にならない人、つまり無意識にバランスを整えている人が多いと考えられます。
女性は影響を受けたものに対して敏感に反応し、無意識に避けたり、それ以前に体の調子の悪さを意識したりしています。女性は体の声に耳を傾けているということにもなりますが、男性の場合は、体の声には鈍感で、無視してしまうという傾向があるようです。男女のこの思考の違いが男女の寿命の差に表れるのではないかと思います。

3-3.「オーガズム」による「すっきり」効果

また女性にとって有利な究極のバランス調整があります。
それは性交における「オーガズム」です。
もちろん男性にもありますが、女性のそれは男性に比べてはるかに長いといいます。
1997年に「イギリス医師会雑誌」に掲載された、45から59歳の男性918人を対象に10年間調査した結果、週に2度以上のオーガズムを得ている男性はそうでない男性に比べ、すべての死因で死亡率が半分であったそうです。
また、より明確に循環器の健康に焦点を合わせた追跡調査では、週に3度以上の性交を行う男性は心臓発作および脳梗塞のリスクが50パーセント低かったそうです。
これらの結果から推測すると、オーガズムは研究の「スッキリ」だと考えられます。
つまり、女性は、この究極の「スッキリ」における効果が男性よりも高いと言えるのではないでしょうか。

まとめ

自分に当てはまることがいろいろわかれば、自律神経を上手にコントロールすることもできるのです。
当てはまることが多いからといって心配することはありません。
むしろ、自分のことが分かったあなたはとても幸運なのです。
自分を知ることで対処方法も分かったのです。後は実行するだけです。
そう、自律神経は何度もいうようにコントロールできるのです。

「痛みが和らいだ!」「いい情報だった!」と思われた方は、
ぜひご友人やご家族にも教えてあげてください。

  • LINEで送る

copyright © Neuro-Awareness®

copyright © Neuro-Awareness®