あなたの背中の痛みの場所は?原因と予防法をずばり解説

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背中の痛み

原因不明な背中の痛みに苦しむひとは少なくありません。レントゲンを撮っても、背中のどこにも異常がない場合、その痛みは原因不明の痛みとして片付けられてしまいます。ただ鎮痛剤を飲むしかなかった背中の痛みへの対処方法。揉みほぐしてもそれは一時的に気持ちがよくなるだけで、根本的な改善法ではありません。背中の痛みの原因を理解していただき、効果的に対処すれば、長年あなたを苦しめてきたその痛みからも、きっと解放されるのです。

1. 背中の痛みの原因

1-1.背中は体全体を支えている

背中の痛みといっても、背中全体が痛いのか、背中の右側か左側の片側が痛いのか、背中の上部が痛いのか、下部が痛いのか様々です。

背中の痛みは、内臓系の痛みもあるので、まず病院にいって詳しく検査を受けることは必須条件です。

そういう内臓の検査を受けて異常がなく、痛みの原因が不明となると、筋肉の痛みのケースが多くなります。

背中というのは自分の体全体を支える大切な場所です。そのとき、体全体にまんべんなく力が入って体を支えてくれているのなら痛みは出ません。

ところが、どこか一部が極端に頑張ってしまっていると、そこの部分に痛みが発症するのです。

1-2.姿勢をよくしようとすることで背中に痛みが出る

背中は、なにも考えていなくても、体のなかで、実はずっと無意識のうちに使っている部分なのです。

だから、運動することによってというより、日常生活で痛みを感じるひとが多いのです。つまり、生活習慣が痛みの原因になっているのです。

実は、背中はただ座っているだけでも使っています。立っているだけでも使っているのです。

だんだん年齢を重ねていくと、腰が曲がったり、背中が曲がったりしてきます。また、疲れているときも背中が丸まってきます。

そうして曲がった背中を起こそう、起こそうとすることで痛みが出るのです。

なぜ背中が丸まってくるかというと、筋力がなくなっている場合とか、筋肉が稼働していない場合がほとんどです。そのときに、その筋肉を使ってそれを立て直そうとしているのです。

姿勢が悪いから背中が痛くなったり、肩が凝るといわれていますが、それはまったく逆で、姿勢を良くしようとするから痛みが出るというほうが正解なのです。

1-3.座っているときも、立っているときも背中を使っている

最近の若い方に多い座り方、お尻が前に出て、背中が丸まって座っているカタチ。あれは、背中を使わないで座っている状態なのです。
普通に椅子に深く腰掛けて座ろうとすると、背中を使わないと座れません。そのとき、無意識に背中を使って体を支え、座っているのです。

立っているときもいっしょです。

立っているときに、ずっと立っていられないのは、背中を使わないで立とうとしているからです。どこかにすぐに寄りかかってしまったりとか、

どこかに体重をあずけないと立てない人も、背中を使っていないのです。

そして、背中を使っていないのは、言い換えれば背中を使えていないということなのです。

それは、背中の筋肉にスイッチがはいっていない状態です。それを無理矢理使おうとするから痛みが出るのです。

そのような状態では、背中の筋肉を使っていないその体のうえに頭が乗っているので、肩の筋肉も張ってしまうのです。
姿勢の悪いひとは肩こりも多いのです。

しかも、肩を触っただけで痛みが走ったりするのです。

2. 背中の筋肉の役目を知る

2-1.背中の筋肉に負担をかける原因

背中の筋肉に負担をかける原因として、筋肉がオフになっている状態やバランスの悪い状態で運動することがあげられます。

筋肉がオフになっている状態では、軽い適度の運動さえもよくないのです。

右と左のバランスが悪い状態、たとえば右が1で左が3という仕事をしている場合、上体は左右のバランスが崩れた不安定な状態です。

3マイナス1は2ですが、 たくさん運動すると2と6になり差が4になります。もっと運動すると3と9になり差は6にまで大きく広がります。

差が大きくなればなるほど、当然ながら上半身の負担は増してくるのです。

バランスがどんどん悪くなり、症状は悪くなり、背中の痛みはひどくなる一方です。

2-2.背中の稼働力の不足も痛みの原因になる

運動不足も運動し過ぎも背中の痛みの原因になります。

運動しないから背中の痛みが出るというだけではなく、運動し過ぎても背中は痛くなるのです。

その原因は、筋力が不足しているからではなく、筋肉の稼働力が不足しているからです。

背中にも筋肉があり、稼働力があるのです。

それは全身にいえることです。

筋肉だけでなく、関節から内臓まで、すべての臓器に稼働力はあるのです。

そして、内臓も含めた体全体の稼働力が大切なのです。

2-3.不適切な姿勢が意味するもの

背中の筋肉が弱っているから、姿勢を悪くしないと体を支えられないのです。

つまり、弱っている筋肉を使いたくないからその姿勢になるのに、姿勢をよくしないといけないと思って筋肉を無理に使うから痛みに変わるのです。

痛みは、「そういう姿勢を取るな」という“お知らせ”ではなく、筋肉が稼働していない、オフになっているのに「そんなに使わせないで」というお知らせなのです。

3. 背中の痛みへの対処方法

3-1.まず、背中の筋肉を働かせる

それでは、背中の痛みに対してどうしたらいいのでしょうか。

まず、背中の筋肉をちゃんと働かせることです。

背中がなぜそんなに緩んでしまっているのか気づいてあげることです。

左右どちらかが痛い場合は、痛みが出ている反対側がさぼっているなという意識を持ってください。

また、お腹の側がなにかの理由でさぼっている場合も、背中に負担がかかります。

体幹の筋肉、インナーマッスルが強いか弱いかでも背中への負担度は変わってきます。

3-2.背中の痛みを予防するには

背中に痛みが出たら、まず下半身をチェックしてください。

下半身が不安定だとその上にのっている上半身は、いつも必死になってバランスを取らなければならないのです。いわば、バランスボールにのっている状態がずっとつづいているわけです。無意識のうちに余計な力も入るでしょうし、痛みも出てくるでしょう。

いちばん大切なのは脚です。

左右の脚のバランスが整っているか、下半身が稼働しているか。

下半身がしっかり稼働していれば、その下半身の上に背中をはじめとする上半身はただのっていればいいだけです。

ところが、下半身が稼働していない場合、上半身は下半身のうえで必死になってバランスを取らなければならない状況になってしまうのです。

できれば、上半身は下半身にただのっているだけの状態にしたいのです。

そのためにも、下半身がきちんと稼働している状態にまず戻す必要があるのです。

3-3.背中の痛みは揉んでも改善されない

背中が痛いときに、背中を揉みほぐしたりしますが、
それはあくまで対症療法です。

一時的に気持ちがよくなるだけで、痛みの原因を改善しているわけではありません。文字通り一時しのぎでしかないのです。

きちんと原因を見つけて、その原因を取り除かなければ一生揉み続けるしかなく、そういう意味でずっと治療院に通いつづけることになってしまうでしょう。

原因が解決できていないのですから、それは当然です。

原因に対してアプローチしていないから、よくなるはずはないのです。

生活環境が変わるとか、生活習慣が変わるとか、原因に対して、無意識のうえにもなにかアプローチできたときに、もしかしたら改善するかもしれませんが、多くの場合、原因が解決されていないのですから痛みが続くだけなのです。

3-4.背中の痛みの根本的な原因にアプローチする

背中に限らず、根本的な痛み原因は体全体のバランスが崩れているということですから、それを改善することが痛みをなくすための必須条件です。

そのためには、つねに体がむら無く働いているのかまず意識することです。

意識することは最も大切なことのひとつなのです。

自分の脳を動かすことで、痛みは消せるのです。

意識するということは、誰かに何かをしてもらうのではなく、自分で自分の体を管理するということです。

大切なことなので、もう一度繰り返していいます。

自分で自分の体を管理するのです。

体というものは、自分自身で管理するものだということをほとんどの方が気づいていないのです。

それは、そういう教育を受けていないからです。

医療については、早期発見、早期治療ということが昔から提唱されてきました。

調子が悪かったら病院にいって治療してもらおう、なにかをしてもらおうという教育をされてきたのです。しかし、なにかちょっと自分の体がおかしいなというときは、病気でもなんでもなく、自分の体のなかでの変化である場合が多いので、まずそういう変化に気づいてあげてほしいのです。

3-5.自分の痛みは自分で解消できる

自分自身で、症状、痛みを改善できるかもしれないのです。

ただ、そういう教育はされてこなかったというだけなのです。

自分の体をわかってあげる。自分の体は管理できるということに気づくのが自己管理です。

それを医療に丸投げして、ちょっと悪かったらすべて医者まかせにする。でも、原因不明の痛みに関しては、医者でもわからない。それを原因不明というひと言で片付けられてしまうのです。

医療の現場でもわからないことは少なくありません。

「痛い痛い」というひとに対してなすすべもないから、鎮痛剤を渡すしかないのです。

3-6.肩こりや腰痛も背中の痛みの原因のひとつ

腰、背中、肩はつながっていて、頭部を支えているグループです。

その腰と背中と肩のうちの、どこかがさぼればどこかががんばらなければならないのです。

でも、みんなが頑張れば、みんなが楽になります。そういう関係なのです。

体も各部がシェアしあっています。

体の全身の全体の各部分がシェアしあわなければならないのです。

4.体のバランスを取らなくていい状態にする

4-1.体のバランスを取らなくていい状態こそ最善

厳密にいうと、体のバランスを取るというより、体のバランスを取らなくていい状態にしてあげるというのがベストな状態なのです。

バランスを取る、という時点でバランスが悪いのです。

バランスのいい状態にあれば、バランスを取らなくていい。それこそ、自分の体のなかのすべてのパーツがちゃんと働いている状態です。

その時は無理にバランスなどとらなくていいのです。

どこかがさぼっていて、どこかが働いているからバランスをとらないといけないのです。

バランスをよくするというより、バランスを取らなくてもいい、そんなバランスのいい体を目指しましょうというのが理想です。

バランスをとらなくても、自然にバランスがいい体がつくれるためには、筋肉の稼働力が落ちていないかどうか、それを常にチェックすることが欠かせません。

肩こりがないか、どこか痺れていないか、右足だけ痛くないか、左足だけ痛くないか。そういう兆候があれば、それがバランスが悪くなっているという“お知らせ”なのです。

体の声を聞いてあげるのがバランスをよくする第一歩です。

4-2.背中の声を聞いて上げる方法

背中がつっぱっていないか、片方だけ力が入っていないか、それを自分自身で問いかけてみてください。

姿勢をよくしたときに痛みがないでしょうか。

姿勢をよくしようとしたときに痛みがあるのは、その姿勢自体が無理な姿勢だという証明です。

無理な姿勢というの、いまはその姿勢をしないでほしいという体の“お知らせ”なのです。

4-3.足首を回すことからはじめる

そのときは、無理な姿勢をすることで体に抵抗しないで足首を回してください。

背中が痛いのに足首を回すと言う発想は普通ないかもしれません。

けれど、実はそれが痛みをなくせるいちばん大切な方法のひとつなのです。

足首を回したら、次に膝を動かし、さらに股関節を動かしてください。

体全体をまんべんなく動かすことが大切です。

体のなかに無理な力が入った濃い部分と、力がはいっていない薄い部分がないかどうか。稼働力のムラがないかどうか。

背中の痛みをなくすには、全身各部の力を均一に整えるとことが最も大切なことなのです。

まとめ

背中の痛みの原因は、背中にはないことがほとんどです。

そして、背中の痛みを解消するには、体全体のバランスを整えることが必須条件。

特に、足首をまわすことで、足首や下半身のバランスを整えることから始めてください。

背中なのに、なぜ足首と思われるかもしれませんが、むしろ背中の痛みの原因は足首にあったりするのです。

そして、もしひとりでできないときには、「ニューロ・アウェアネス」の施術を受けてください。

あなたの原因不明の背中の痛みはきっと改善すると確信しています。

「痛みが和らいだ!」「いい情報だった!」と思われた方は、
ぜひご友人やご家族にも教えてあげてください。

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